人生の終わりに書くノートと言われる「エンディングノート」

エンディングノートと言われても、いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。

 

また、遺言書(遺言状)とも、似ているのでこれまた混乱してしまいます。

今回は、そんなエンディングノートとは何なのか、そのメリットや遺言書との違いについて解説していきます。

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エンディングノートとは何か?

エンディングノートとは人生の終わりに起こりうる様々な事態に備えて、治療や介護、葬儀、お墓などについての自分の思いや希望などを、家族や親しい知人に伝えるために残すノートのことです。

 

直訳で「最後の覚え書き」であり、自分の人生の記録や残された家族に伝えたいことを書き記したノートですね。

 

遺言書との違いとメリットについて

法的拘束力がない分、自由に書ける

エンディングノートと遺言書の決定的な違いは、法的拘束力があるかないかという点です。

 

遺言書は正式な手順を踏んで作成した場合に法的拘束力を持ちますが、エンディングノートには法的拘束力がありません。

 

例え、エンディングノートに事細かく希望を書いたとしても、必ずしもその通りに物事が進むとは限りません。

しかし、その分遺言書と違って、形式や書き方は決まっていないので、自分の希望や伝えたいことを自由に書き進めることができます。

 

法的拘束力はない、でも自由度が高いという観点から、伝えるのに向いている内容は延命治療の有無、葬儀や供養、お墓についての希望などです。

簡単に言うと、お金や財産のこと以外であれば、エンディングノートが向いていると言えます。

 

一方、資産や財産の分配などについては、相続税などの様々な法的な手続きも関係してくるので、法的拘束力のある遺言書の方が適していると言えます。

 

死後に家族に負担をかけない

ご本人が亡くなってもエンディングノートが残されていれば、お葬式はどうするのか、お墓や遺骨の埋葬方法はどうするのか、といった事で悩むこともないです。

残された家族への負担を小さくするということもエンディングノートの1つのメリットです。

 

費用が安く数百円ほどで気軽に作成可能

エンディングノートは遺言書と違い、単なるノートの種類の1つであるので、費用はそのノートを作る費用だけです。

 

一方の遺言書は、法的拘束力があるので、その作成にも時間と費用がかかる場合が多く、また法律や財産のことも関わってくるので、作成までにある程度のお金と時間を要します。

その点、エンディングノートは自由なので気軽に書く事ができ、早めに準備すればノートの内容も非常に充実したものとなります。

 

日常生活の日記や手帳にもなる

エンディングノートは自由に書けるので、例えば、普段良く使っている重要な連絡先や住所などの記録も1つにまとめることができます。

 

また、年を取ると物忘れも多くなるので、これらの連絡先や住所などの記録を1箇所にまとめておけば安心です。

いざという時に、親しい知人の連絡先が分からないというのも困りますよね。

 

死後になってから初めて役立つという訳ではなく、まだ元気な時でも記録を残しておくことで日常生活でも多くの役目を果たしてくれます。

 

まとめ:残しておくと多くのメリットがある!

エンディングノートは残しておくことで様々なメリットがあり、唯一のデメリットは法的拘束力がないということですね。

そのため、より確実に希望を伝えるならエンディングノートだけでなく、法的拘束力のある遺言書・遺言状も一緒に残しておくことが理想的と言えます。

 

ただ、気軽に始められるのはエンディングノートなので、終活の取りかかりとしてまずはこのエンディングノートの作成から始めてみてはどうでしょうか?

以上、参考になれば幸いです。

 

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