高齢になると誰しも身体機能が低下していきますが、人によっては介護を必要としなくても生活できる元気な高齢者もいます。

しかし、そんな元気な高齢者でも突然、要介護となってしまう危険性は常にあり、日常の何気ない動作が原因となってしまうこともあります。

 

今回は、介護が必要となってしまう原因について解説していきます。

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要介護になってしまう原因とは?

平成29年の内閣府の調査によると、要介護となってしまう原因には以下のようなことが挙げられます。

  • 脳血管疾患(脳卒中や脳梗塞など)
  • 認知症
  • 心臓病
  • 関節疾患
  • 高齢による衰弱
  • 転倒・骨折

総数で最も多いのが脳血管疾患、次いで認知症、高齢による衰弱、転倒骨折と続きます。

 

転倒による骨折は要注意

介護が必要になった原因の中でも軽視されがちなのは転倒による骨折です。

要介護になってしまう原因の割合としては全体の10%程度ですが、転倒の場合は、日常的に誰しもが起こりうる原因だということです。

 

高齢者は身体機能が衰え転倒しやすいだけでなく、骨密度が低下しているので、ちょっとした転倒でも骨折しやすく、また治るまで時間がかかります。

例え、病気がなく元気な人でも、ちょっとした転倒骨折が原因で要介護となってしまうかもしれません。

 

転倒する場所の多くは室内であり、暗くて見えづらかったり、ちょっとした段差に引っかかり転んでしまうことで、骨折に繋がってしまいます。

特に、入浴時には床が滑りやすく転倒の危険が大きいので手すりを設けたり、滑り止めのマットを置くなどして、転倒を防ぎたいです。

 

病気が原因のものでは脳卒中がトップ

病気による原因の中では血管系の病気が多く、その中でも脳卒中は最も多くの割合を占める病気となっています。

脳卒中は、日本人の死亡の原因の中でも上位に入る病気ですが、例え一命を取り留めても後遺症が残りやすい病気でもあります。

 

脳卒中は、脳の血管障害を引き起こす病気の総称であり、脳卒中が発生すると脳に大きなダメージを与えてしまいます。

脳は生命維持には欠かせない重要な部分であるがゆえに、助かったとしても手足が麻痺したり、感覚障害、言語障害、認知症など様々な後遺症を伴うことが多いです。

 

高齢になれば誰しも脳卒中の危険性は高まりますが、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を持っている方は、特に脳卒中の危険が高まります。

そのため、脳卒中を防ぐためには、生活習慣についても規則正しい生活を行うことが大事なのです。

 

認知症も要介護の原因

認知症は加齢に伴い誰もが発生しうる病気であり、脳血管疾患と並んで要介護の原因として上位に入っています。

認知症を完全に予防することは困難ですが、日々の食生活や運動習慣の改善、認知機能のトレーニングなどで発症や進行を遅らせることができます。

 

認知症の原因や対策については「【認知症とは】その原因や症状の特徴について」を参考にして頂ければと思います。

 

まとめ

このように介護が必要になってしまう原因は数多いですが、転倒に関しては日常生活の何気ない動作が原因となってしまう危険があります。

病気や生活習慣病を予防することも確かに必要ですが、日常生活の中でもケガを防いだり、バリアフリーを整えるなどの工夫も重要なことです。

 

本人だけなく、そのご家族の方も協力しながら健康と安全を維持するよう心がけていきたいですね。

 

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