QOLとは、人間らしく充実した毎日を

過ごしているか、その日常生活や

人生の充実度を示す言葉です。

 

英語で「quality of life」と言われ

介護分野においても、この指標を

重要視するようになってきました。

 

今回は、QOLの目的や介護との

関係性について解説していきます。

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QOLとは生活と人生の質を表す指標

QOLは、もともと1960年代の

ヨーロッパで問題となっていた

環境汚染を防ぎ、生活と心の豊かさを

追求するために作り出された

スローガンでした。

 

しかしながら、時を重ねるに連れて

その意味は変化していき、現在では

病気や障害を持っていても充実した

人生を過ごすために活用される

1つの指標となりました。

 

生活や心の豊かさ、充実度は本来

数値化できない難しい要素ですが

急速に進歩していく医療・介護サービスが

本当にその人にとって価値のある

サービスなのかを判断するために

QOLの概念は非常に重要です。

 

QOLの分かりやすい例としては

延命治療があります。

 

本人が望んでもいないのに

延命治療をしているのでは、それは

本人にとって価値のない不本意の

行為でありQOLの概念、すなはち

その人の人生の質に背いています。

 

特に、近年は尊厳死や安楽死なども

このQOLが深く関係しています。

 

QOLの目的は

その人の生活や人生の幸せを

追求することにあるのです。

 

つまり、簡単に言っていまえば

このQOLを向上することができれば

より充実した人生となるということです。

 

よくADLと似ていると言われますが

ADLの方は日常生活の動作の満足

すなはち、身の回りの世話や手助けなど

身体的な介護のことを指します。

介護におけるADLはこんな意味!

 

ADLは日常の生活動作の満足度で

QOLは精神的な満足度

思っておくと良いです。

ただ、どちらも重要なことであり決して

おそろかにすることはできません。

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QOLの目的や目標はこれ

医療・福祉サービスにおいては

QOL向上に大きな目標があり

  1. 自立と自律
    障害を持っていても自分でできることは出来るだけ自分で行い、自分の生き方は自分自身で決めること。
  2. 活動と交流
    障害を持っていても自分のやりたいことを行い、他者との交流を行うこと。
  3. 個別と選択
    その人、一人一人の個性を尊重し、多様な選択を可能にすること。
  4. 継続と適応
    個々の生活を大切にしつつも、老年期への変化に対応させること。

の4つがQOL向上のための

目標と言われています。

 

小難しい言葉が多いですが、基本的に

病気によって苦しんだり、身体機能が

低下していても、できる限りその人の

個性や満足感を尊重することがQOLの

目標であることには変わりません。

 

ただ、このQOLを向上するには

本人の主体的な協力がないと

実現が難しいのも課題です。

 

介護においては、その本人の気持ちを

しっかりと理解した上で、自己実現への

サポートを行うようにしていきたいです。

 

まとめ

このようにQOLはその人をただ治療や

介護するのではなく、本人の

自己実現も重要視することです。

 

そのQOLの実現には本人も

主体的に取り組む必要があるために

難しいことでもありますが、その環境を

整えることができれば、より充実した

医療・介護サービスを受けられます。

 

QOLの向上は、今後もいっそう

重要視されることは間違いないです。

特に、安楽死や尊厳死などは

日本でも今後、大きな動きがあると

思うので、医療・介護分野の動きには

日頃から注目しておきましょう。

 

以上、少しでも参考になれば幸いです。

【延命治療にかかる医療費は?】
その延命治療は本当に必要?

こちらも参考にして頂ければと

思います。

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