高齢になるにしたがって、物を噛む力や飲み込む力は低下するので、誤嚥や窒息のリスクも高まります。

普段何気なく口にする食べ物の中には、誤嚥や窒息の危険のある注意するべき食品も数多く存在するため、介護の際は食事にも特に気を付ける必要があります。

 

今回は、高齢者が注意すべき、誤嚥しやすい食べ物や飲み物等について解説していきます。

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誤嚥しやすい食品はこれ!

粘着性・粘り気の強い物

食べ物が咽頭(いんとう)や喉の奥にくっついてしまうと、気道がふさがり窒息の危険が非常に高まるため、最も注意するべき食品類です。

代表的な食品は、

  • 海苔
  • わかめ
  • パン類
  • もち米
  • 餅・しらたま等の練り製品
  • 薄く切ったきゅうり

といった食品ですね。

 

特に、お雑煮やお汁粉に入っている餅や、日常生活の中でも食べる機会の多い食パンに関しては、数ある原因食品の中でも危険度の高い食べ物です。

これら食べ物は、事前に一口サイズに小さく切るか、十分に柔らかくしてから食べるようにしましょう。

 

水分が少なくパサパサしている物

水分の少ない食べ物は、唾液と混じってべたつくことがあったり、パサついて口の中で上手くまとまらないために、誤嚥しやすい食べ物の1つです。

代表例は

  • パン類
  • 海苔
  • クッキー
  • カステラ
  • ゆで卵
  • イモ類
  • 高野豆腐

といった食べ物ですね。

 

これらのパサつきやすい食べ物は飲み物と一緒に食べるようにしたいです。

 

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硬く噛みづらい物

硬いものや弾力がある食品は噛みづらく、含んだものを十分に小さくする前に飲み込んでしまう恐れがあります。

特に、歯が少なかったり、虫歯や歯周病等でなどで十分に物を噛むことが出来ない方にとっては、ちょっとした硬い食べ物でも食べるのに時間がかかる

場合があります。

 

硬い食べ物の代表例は

  • たこ
  • いか
  • たけのこ
  • こんにゃく
  • かまぼこ
  • きのこ類

といった食べ物です。

これら食べ物も、小さく一口サイズに切ったり、舌でつぶせる程度に食品を柔らかくするといった工夫が必要です。

 

サラサラとすべりやすい物

誤嚥の原因となりやすい食べ物として、口の中で滑りやすい食品もあります。

代表例は、

  • ところてん
  • 寒天
  • こんにゃく
  • ゼリー類やプリン
  • お茶や汁物

といった食べ物ですね。

 

一見すると食べやすい食品にも思えますが、これらは飲み込んだ時に喉の奥まで一気に入ってしまいやすく、咽頭の反射が遅い方にとっては誤嚥を起こしやすい食べ物です。

特に、ゼリーやプリンといったお菓子は、置いてあれば何気なく食べてしまいがちな食べ物なので注意しましょう。

 

なお、お茶や水、味噌汁といったサラサラとした液体類も誤嚥やむせる原因となるので、咽頭の反射が遅い方は増粘剤を利用してとろみをつけると良いです。

 

酸味や辛味の強い物

酸味の強い物は、口に含んだ際にむせる可能性が高く、誤嚥を引き起こす原因にもなります。

また、辛い食べ物も口に含んだ際にむせる恐れがあるので、できる限り避けた方が良いです。

 

代表例は

  • 酢の物
  • 柑橘類
  • 唐辛子
  • わさび

といった食品ですね。

これらの食品を調理に使う場合には分量配分に注意しましょう。

 

まとめ:安全な食事のためにはある程度の工夫が必要

このように、誤嚥・窒息の危険の高い食品の特徴としては、

  • 粘着性・粘り気の強い物
  • 水分が少なくパサパサしている物
  • 硬く噛みづらい物
  • サラサラとすべりやすい物
  • 酸味や辛味の強い物

などが挙げられます。

もし、これらの食べ物を食べる際は、事前に小さく切ったり、柔らかくするなど工夫するようにしましょう。

 

また、自分で料理を行うのが難しい場合には「介護向け宅配食サービス」を利用する方法もあります。

料理のバリエーションも豊富なので、介護食で悩んでいる方は検討してみてはいかがでしょうか?