一般的に、高齢になると頑固な性格になり、なかなか新しいことに対しては抵抗感を抱くことが多くなります。

特に、若い人からしたら、「高齢者は頑固だから話すのはちょっと・・・。」と、ためらってしまうという人も多いのではないでしょうか。

 

ただ、この変化には確かな理由があり、一般的に、どのような人であっても、年を取れば自然とそのような精神・心理状態に変化していきます。

今回は、この高齢者の精神的、心理的な変化について解説していきます。

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加齢に伴う精神・心理状態の変化

精神的・心理的な変化

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加齢に伴って変化する点は主に

  • 頑固な性格になる
  • 保守的になりやすい
  • 人に対して疑い深くなる

といったところです。

全ての人がこうなるわけではありませんが、高齢になると多くの場合、これら3つの変化がみられる傾向にあります。

 

「保守的で頑固な性格」を表す分かりやすい例を挙げると、高齢の方に若い人が将来の就職の相談をする時をイメージしてもらえばよいです。

 

恐らく、多くの高齢者は公務員か大手の企業を進めると思います。

高齢者にとっては、昔はこれらの職業で働くことが成功する秘訣とも言える時代でもあったので、その経験から保守的な意見が出ることが多いのです。

 

また、高齢になると脳の神経が若い人ほど活発に動かないので、新しいことや刺激的なことには脳の活動が追い付かず、その活動に使うエネルギーも大きくなります。

新しい刺激を受けると疲れてしまいますが、保守的な考えの方が余計な労力を必要としないので、結果的に頑固な性格になりやすくなるのです。

 

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精神・心理状態が変化する理由

精神・心理状態がなぜ変化するのか、その理由として挙げられることは

  • 積み重なる人生経験
  • 失う、衰えることが増える
  • 時代背景、価値観の変化

といったことが関連しています。

 

積み重なる人生経験

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高齢の方は若い人と比べても人生経験そのものの経験値は圧倒的に多いため、過去の経験を活かすことができます。

成功体験や、失敗経験、忍耐力や知恵など、その経験は研ぎ澄まされ、自分のこれまでの経験から自信が生まれます。

 

ただ、時にその自信は、自分が正しいと思ったことを頑なに押し通す頑固な一面も持っています。

その積み重なった人生経験があるゆえに頑固になったり、成功体験が豊富な方であれば、保守的な立場を取りやすくなるのです。

 

失う・衰えるものが増える

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高齢になると子供が自立したり、会社を退職、配偶者の死別といった何かを失う機会が増えてきます。

また、加齢に伴い自身の体も衰えていき、死の恐怖というのも出てきます。

 

そのような精神的に辛いこともありますが、心の安定を維持するために、高齢になると精神的にも落ち着いており、取り乱すことも少なくなります。

ちなみに、失うことが多いために高齢者はうつ病にもなりやすいと言われています。

 

社会的、肉体的にも辛く厳しい面も増えてくるため、その人の性格や置かれた状況によっては、精神に異常をきたす恐れがあります。

 

時代背景、価値観の変化

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最初の例で上げたように、高齢者が若い時に一般的であった常識や周りの環境といったことも精神的な変化の理由となります。

例えば、昔は体育会系のスポーツマンだった方は、何かと根性論を前面に押し付けることも、その人が経験してきた環境が背景にあります。

 

その人が生きてきた時代背景や生活環境も精神的な変化には大きく関わっているのです。

 

まとめ:高齢者が頑固になるのはごく普通のこと

人によっても性格やこれまでの人生経験に違いがあるので、全ての高齢者が頑固になるという訳ではありません。

一般的には、これまでの経験から生まれる自信や、自らの精神状態を安定させるために、保守的な性格に変化する傾向にあります。

 

基本的には、病気ではなく極々普通の現象なので過度に心配する必要はありません。

しかし、最近になって急に頑固になった場合や、急に性格が変わったような感じがする場合には、脳に何らかの病気を引き起こしている可能性もあるので注意しましょう。

以上、参考になれば幸いです。