車いすに乗った方を介助するときに

一度は悩むであろう段差や階段の

上り下りの動作。

 

エレベーターやスロープがあれば

良いですが、場所によっては

ないということもあるでしょう。

 

力が必要だと思ってしまいがちな

段差や階段の上り下りですが、

実際は力の強さよりも、力を

どう加えるのかが重要です。

 

今回は、この段差や階段の

上り下りについて解説していきます。

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車いすで段差を上り下りするコツ

車いすで段差を上る場合

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車いすで階段を上がる場合には

車いすが前向きになるように

配置しましょう。

 

そして、車いすを直接、

持ち上げるのではなく

前輪を浮かせて、先に前輪を

上の段にのせます。

 

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その後、後輪がぶつかるところまで

押していき、後輪がぶつかったら

次に、ハンドルをしっかり持ち

ハンドルを持ち上げながら後輪を

前に押し上げて段差を乗り越えます。

 

急な段差でない限りは

後輪の動きに合わせて押すことで

特別強い力を加える必要もなく

簡単に上ることができます。

 

車いすで段差を下る場合

車いすで段差を下りる場合は

車いすは後ろ向きになるように

配置しましょう。

 

動作としては上るときの動作の

逆であり、まず乗っている人に

一声かけてから、後輪をゆっくり

下の段に下します。

 

その後、前輪を少しだけ浮かして

後ろに引くことで段差を下りられます。

 

ただ、段差を下りるときには

後方には十分注意しましょう。

 

階段の上り下りについて

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車いすの方で階段を上り下りする

場合には、車いすを直接持ち上げる

必要があるので介助者は最低でも

3人必要になります。

 

特に、階段は転倒の危険性が

非常に高いので、できれば4人

行うのが理想的です。

 

上り、下り共にまず階段の手前で

ブレーキをしっかり掛けます。

 

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そして車いすを持つ部分ですが

4人の場合には、前輪のサイドに

1人ずつ、左右のハンドルに1人ずつ

持つようにしましょう。

 

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3人の場合には、前輪のサイドに

1人づつ、ハンドルを1人で持ちます。

 

また、車いすによっては

グリップの部分が外れるタイプや

曲がったり、動いたりするタイプの

車いすもあるので、着脱できる部分や

稼働する部分は持たないように

十分注意しましょう。

 

持ち上げているときに外れてしまうと

転倒・事故につながります。

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階段を上る場合

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階段を上る場合には

車いすが前向きに向くように

配置しましょう。

 

後輪が前側にあると、バランスが

崩れやすくなるだけでなく、

車いすに乗っている人にも

恐怖心を与えてしまいます。

 

準備が整ったら、介助者全員で

声をかけてタイミングを合わせて

車いすを持ち上げましょう。

 

階段を下りる場合

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階段を下りる場合には上る時と

逆で、車いすは後ろ向きに

なるよう配置しましょう。

 

車いすが前向きになっていると

乗っている人が前のめりに

なった際、バランスを崩してしまう

危険性があります。

 

上るときと同じく、介助者同士で

息を合わせて同じタイミングで

車いすを持ち上げて、ゆっくりと

階段を下りていきましょう。

 

まとめ

このように車いすで段差をこえる

場合には、無理やり力を加えて

上り下りするのではなく、後輪の

回転を利用することで、少しの力で

上り下りすることができます。

 

ただし、階段についてはできる限り

3人以上の介助者を付けて運ぶのが

安全かつ確実です。

 

階段の上り下りは車いすに乗っている

人だけでなく、運ぶ側の人も転倒の

危険があるので、介助者同士で

息を合わせて慎重に運びましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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