寝たきりの状態が長期間にわたって

続くと、体の筋力が著しく低下し、

精神的にも悪影響となってしまう

廃用症候群となります。

廃用症候群とは何か?

 

その状態を防ぐためにも運動は

重要ですが、長期間寝たきりの

状態にあった人が、いきなり体を

動かすことは難しく、無理に行えば

ケガや事故の危険も伴います。

 

そのため、最初は寝たままの

状態から運動を始めていき、

段階を追って、少しずつリハビリを

進めていくのが望ましいです。

 

今回は、寝たきりの人がリハビリ等で

運動する際の注意点について

解説していきます。

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寝たきりの人の運動やリハビリの注意点

健康・体調を確認してから行う

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体調が悪い時の運動を控えるのは

高齢者に限らず、誰にでも

当てはまることですが、とりわけ

寝たきりの人は筋肉や関節の働きが

低下しているので、体調不良の際の

無理な運動はケガや事故に

繋がりやすく、非常に危険です。

 

安全が確保されている状況の中で

運動を行うのが前提条件なので

運動前に必ず体調を確認しましょう。

 

また、食前・食後は避けて、排尿や

排便もしっかりと済ませてから

始めるのが望ましいです。

 

服装についても、体を締め付けない

動きやすい服に着替えさせてから

始めるようにしましょう。

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まずは寝たままの状態で動かす

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寝たきりの人は長時間、ベッドの上で

過ごしているため、体を動かす機会が

全くなく、また血圧の調整機能も

低下しています。

 

そのため、いきなり全身を動かしたり

体を起こそうとすると、関節を

痛めたり、血圧を上手く調節できずに

下半身に血液が流れ、脳の血流の

量が減少してしまいます。

 

脳の血流の量が減少すると

顔色が悪くなり、ふらついたり、めまい、

吐き気といった起立性低血圧

症状が出るかもしれません。

 

最悪の場合、意識を失ってしまう

危険もあるので、慣れない間の

運動は慎重に行う必要があります。

 

一番最初に行う運動は、寝たままの

状態で行い、膝関節や股関節を

動かしたり、手首・足首の関節を

動かして、まずは筋肉や関節を

少しずつ動かして慣れさせること

重要です。

 

慣れてきたら体を起こして座らせる

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関節を動かすのに慣れてきたら、

次に体を少しずつ起こしましょう。

 

特に、座ることは寝たきりを予防、

改善する上でも非常に重要な

行動です。

 

座るという動作は骨盤で体を

しっかりと支え、上半身の

バランスを鍛えることができます。

また、視界も広がるため

気分転換にも繋がります。

 

しかし実際のところ、数分間

何もせず座ったままでいることは

非常に退屈なので、食事の時に

座ったり、会話をする、日記を

書くといった、何か別の目的と

一緒に行うのが効果的です。

 

また、上半身をゆっくりと動かして

ストレッチを行うのも良いですね。

 

特に、寝たきりの状態だと腕や

肩を大きく動かすことできないので

座った時に、一緒にストレッチを行い

寝ている状態では動かせない筋肉や

関節をほぐすと一層効果的ですよ。

 

ただ、腰などを痛めないよう

体を動かすのは無理のない

範囲で行いましょう。

 

まとめ

文章に書くと簡単そうに見えますが

実際に、寝たきりの人が

運動やリハビリを行うのは決して

簡単なことではありません。

 

しかしながら、体の筋肉や関節は

日常的に使われないと、どんどん

衰えてしまうので、定期的に筋肉や

関節を動かして体の衰えを

防いでいきましょう。

 

寝たきりの人が運動する場合には

ゆっくり焦らず、本人のペースに

合わせて少しずつ行い、

無理をしてケガをしないよう

十分に気を付けてください。

以上、参考になれば幸いです。

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