寝たきりの状態になると体を動かす機会が少なくなるので、一見、水分補給しなくても問題ないようにも見えますが、実際は寝たきりの状態でも水分は失われていきます。

 

寝たきりの方の水分補給で考慮したいところは

  • 水分補給のバリエーション
  • 水分補給を拒んだ場合の対応
  • 誤嚥を防ぐ

といったことです。

今回は、その寝たきり高齢者の適切な水分補給の方法について解説していきます。

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寝たきり高齢者の水分補給

寝たきりでも水分は失われている

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一般的に寝たきりの状態だと水分が失われないように見えますが、実際は寝たきりの状態であっても汗をかいたり、排尿によって水分が失われていきます。

一日で体重1キロあたり、約20mlの水分が失われると言われています。

 

例えば、体重が50キロの人の場合、一日に1000mlの水分が失われる計算になります。

そのため、本人の体重と照らし合わせて、適切な水分量を補給することが重要です。

 

水分補給にバリエーションを持たせる

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高齢になると、喉の渇きへの反応が鈍くなるので、自ら水分を取るということは少なる傾向にあります。

また、毎回水やお茶といった同じような飲み物ばかりだと飽きてしまうため、飲み物のバリエーションも複数に分けると無理なく水分補給できます。

 

水分補給が辛いことにならないよう、オレンジやりんごの果実ジュースやスポーツドリンク、コーヒー、紅茶といった、他の飲み物も取り入れると効果的です。

水分補給を楽しむことができるのが理想的な形と言えます。

 

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水分補給を拒んでいる場合

お年寄りの人の中には、夜中にトイレに行くのが辛かったり、尿失禁を嫌がるといったことから、無理に水分補給を押し付けると逆に水分補給を拒まれてしまいます。

水分補給を拒んでいる場合には無理に水分補給を行うのではなく、その拒んでいる根本的な原因を解決することが重要です。

 

トイレが近かったり、失禁の可能性がある場合には、ポータブルトイレを利用したり、前述の飲み物のバリエーションを増やすなどして、その原因を解決するようにしましょう。

 

また、食事に取り入れる料理に、水分量の多い物を取り入れ、食事から水分を得ることも大事です。

 

誤嚥に注意する

高齢者の方は嚥下機能が低下しているので、水分を補給のやり方を間違えると気管に水が入り、誤嚥となる恐れがあります。

 

寝たきりの人が寝たままの状態で飲み物を飲むことは、特に誤嚥に繋がりやすいので、可能なら体を起こしてから飲み物を飲むようにしましょう。

また、体を起こすことは水分補給の時だけでなく、食事の時も同様に、姿勢には十分注意しましょう。

 

関連⇒誤嚥を防ぐ正しい食べ方とは?

 

ちなみに、ゼリータイプのものを使ったり、水やお茶をゼラチンやとろみ剤等で、固形化したものを利用して水分補給を行うのも誤嚥予防に効果的です。

 

まとめ

寝たきりの人でも知らないうちに汗や排尿で水分が失われるので、定期的に水分補給を行う必要があります。

ただ、一方的に水分補給を迫るようでは、逆に不快感を与えて拒まれてしまい、水分補給が辛いことだと思われてしまいます。

あくまでも、本人の気持ちに寄り添いながら、無理のない、楽しい水分補給を行いましょう。

 

困った時には介護ヘルパーやケアマネジャーにも相談し、アドバイスを積極的に取り入れて実践すると良いですね。

以上、参考になれば幸いです。

 

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