「受付で、御遺族に対して何と言ったらいいのか分からない!」

お葬式の場で、普段と同じように話をするのははばかられるもの。

声のトーンも低めに、あまりはきはきとしゃべらずといった様子で悲しみを表現する必要があります。

それにもまして、言葉遣いには気をつかいますね。普段のような挨拶もお葬式の場ではできません。

今回は、そのような気を遣うことの多い、お葬式においての言葉マナーについて解説していきます。

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お葬式での言葉のマナーとは

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お葬式やお通夜で一般的に用いられるのはお悔やみの言葉です。

「こんにちは」「こんばんは」といった挨拶に代えて、顔を合わせたらまずはお悔やみです。

お悔やみの言葉は、「このたびは御愁傷さまです」「心からお悔やみ申し上げます」「このたびは突然の事で・・・」など。

受付の方にも、御遺族にもこの言い方でOKです。

御遺族と話ができたとしても、このような場ではうまく会話をしようとか話をつなげようとする必要はありません。

言葉が途絶えがちだと気になってしまうという方もいるでしょうが、お葬式では普段と違ってその状況が普通なのです。

何も言わず、故人をしのんで頭を下げるだけでもいいくらい。

余計な事を言ってひんしゅくを買うよりは、お悔やみを一言言ってあとは黙り込んでしまったほうがお葬式の場ではよいのです。

お香典を渡す時には、「どうぞお供え下さい」と一言お伝えしましょう。

「忌み言葉(いみことば)」とは?

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お葬式では使ってはいけないとされる「忌み言葉」という物があります。

繰り返しをあらわす言葉で、「たびたび」「重ね重ね」「しばしば」「再び」「くれぐれ」「返す返す」などです。

不幸が重ねて起こる事を連想させるので縁起が悪く、言わないほうがいいとされる言葉なのです。

日本人は言葉に特別な力があると信じ、「言霊」といって口に出した事は実現すると信じる部分があります。

「縁起でもない事を言うな」「めったな事を言うもんじゃない」なんて叱られた経験はありませんか?

この、言うべきでないと考えるのは日本独特の言霊という考え方による物。

お葬式やお通夜といった特別な場では、この古くからの考え方が根強く残っているのですね。

今ではあまり気にしない人のほうが多いとは思いますが、マナーを重んじる人にとっては気になる部分です。

言わないように注意するに越した事はありません。

ですから先に書いた通り、お悔やみの言葉を述べたらあとは黙り込んでいるのが無難です。

間違っても会葬者同士でひそひそおしゃべり、なんて事はやめましょう。

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忌み言葉でなくても、言ってはいけない事もある

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お葬式の場で、忌み言葉よりももっと注意しなくてはいけない「言ってはいけない事」があります。

それは、亡くなられた原因を聞く事。

人が亡くなる原因は様々で、中には言いたくないような場合もあるのです。

事件に巻き込まれた場合や自死の場合などは、決して聞いてはいけませんし、会場でその話題に触れる事も慎まなくてはいけません。

御遺族は深い悲しみと混乱した気持ちで葬儀の場にいるのです。そのお気持ちを乱すような行為は厳に慎みましょう。

それ以外の場合、例えば御病気の場合でも死因については話題にすべきではありません。

御病気で亡くなるのは一般的な事ではありますが、御遺族にとってはたった一人の大切な御家族です。

理由が何であれ、ずかずかと踏み込まれたくないという気持ちの方もいらっしゃいます。

御病気でも最期に非常に苦しまれる方もいますから、そのような話題に触れて辛い事を思い出させるのはとても失礼な事です。

もう一つ、「元気を出して」とか「あまり悲しまないで」といった安易な慰めも、お葬式で口にするのは早すぎます。

御遺族にとってはお葬式は亡くなられた方とのお別れの場。

お葬式を終えて初めて、今後の事を考えられるようにだんだん気持ちを持ち直していくものです。

それなのにお葬式の場で「悲しむな」というのは、少し非情に感じられてしまうのです。

お葬式ではあくまでも御遺族の気持ちに寄り添うつもりで、静かに故人をしのぶというのが望ましいですね。

自分の気持ちでなく、御遺族の気持ちを一番に考えましょう。

まとめ:余計なことは言わず、一言お悔やみを伝えたら静かにするのが無難

このようにお葬式においては、言葉のマナーがあるために言葉使いには十分気を付ける必要があります。

特に、御遺族の方にとっては精神的にも辛い状況なので、無駄な世間話をしたり死因を聞くなどの行為は言語道断です。

お葬式の場においては、余計なことを言わずに一言お悔やみを伝えた後は黙って過ごすのが無難と言えます。

お葬式では余計なことは言わず、会話は必要最小限に抑えるようにしましょう。

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