高齢になると物を飲み込む力が低下するため、誤嚥が起こったり時には物が喉に詰まることもあります。

万が一、窒息・誤嚥してしまった場合には、

  • 状態を確認し咳を出させる
  • 背中叩打法
  • 腹部突き上げ法

の3つの処置が重要です。

今回は、その喉に物が詰まって、窒息しかけたときの対処法について解説していきます。

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誤嚥・窒息したときの対応

状態を確認し、咳を出せるなら出す

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窒息や誤嚥になった時には慌てずに、まず正常に呼吸ができている状態かどうかを確認しましょう。

 

もしも意識がなくなっていたり、ぐったりしている場合は命にかかわる恐れがあるので、早急に救急車を要請した後、救急隊が到着するまで心肺蘇生を行います。

 

気道に異物が入っている場合、声を出すことができずに、激しい咳が出ることがあります。

異物除去には咳をするのが効果的なので、咳ができるならできるだけ強い咳を続けさせて、異物を取り除くようにしましょう。

 

自分で上手く咳き込むことができなかったり、咳き込んでも異物が取れない場合には、以下の処置を試します。

 

背部叩打法

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背部叩打法は、その名の通り背中を叩いて異物を取り除く方法です。

 

最初に窒息している人に、後ろからたたくことを一言伝えてから行います。

いきなり処置を行おうとすると、びっくりして非常に危険なので、必ず一言伝えてから始めましょう。

 

具体的な方法ですが、患者さんの頭を下げて前かがみの状態にさせます。

姿勢は座った状態か、横に寝かせた状態で行いましょう。

 

処置を行う人は患者の後ろに位置取り、手の付け根の部分を背中に当てます。

そして、両肩の真ん中あたりを数回叩きます。

 

叩くときは、しっかりと力を入れて強く叩きましょう。

軽く叩くだけでは意味がないので、ここはしっかりと叩くようにしたいです。

 

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ハイムリック法(腹部突き上げ法)

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ハイムリック法はお腹を押し上げて異物を取り除く方法です。

なお、妊婦や乳児にはこの方法は行えないので、その場合は上記の背部叩打法を行いましょう。

 

こちらも処置を行う前に、患者さんにそのことを一言伝えましょう。

窒息してしまった人(患者)を立たせるか座らせ、処置を行う人は患者の背後に立ちます。

背中から両脇に手を通し、抱きかかえるようにし、腹部に手を回します。

 

その状態で窒息している人のへその部分に手を当てたら、片手で握りこぶしを作り、握りこぶしが内側に来るようにします。

 

その後、もう片方の手でこぶしをつかみ、下から素早く突き上げるようお腹をこぶしで押し上げます。

この動作を数回繰り返しましょう。

 

もしも、途中で意識がなくなった場合はすぐに心肺蘇生を行います。

 

また、この腹部突き上げ法は腹部を圧迫するので、内臓を傷つける恐れがあります。

そのため、救急隊が到着したらこの方法を行ったことを必ず伝えるようにしてください。

 

まとめ

高齢者はどうしても飲み込む力が低下しているので、どんなに安全に配慮していても誤飲・窒息してしまうことはあります。

咳をしても改善されない場合は、背部叩打法または腹部突き上げ法の2つを行い、意識を失うなど一刻を争う事態の場合には、すぐに救急車を呼びましょう。

 

また、日ごろから誤嚥を防ぐためにも、できる限り食べやすい食事・料理を意識したいです。

喉に詰まりやすいお餅やのり、噛むのが大変なタコやこんにゃくといった食品は極力避けるべきです。

 

自分で介護向けの料理を作るのが大変な場合には「介護用の宅配食サービス」を利用することもできます。

実際に応急手当を行わなくて済むように、日ごろから窒息や誤嚥を防ぐことも忘れないようにしましょう。

以上、参考になれば幸いです。

 

 

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