近年、テレビや新聞などでも話題に上げられることの多い「老老介護」という問題。

平均寿命が延び、核家族化や介護施設の入居待ち等の影響もあって、老人が老人を介護せざるを得ない状況が増えてきています。

 

近年では、介護疲れから来る介護殺人や、介護者自身が倒れてしまうケースも少なくなく、人ごとでは済まされない大きな社会問題となりつつあります。

今回は、老老介護とは何なのか?その意味や問題点について解説していきます。

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老老介護とは?その原因は?

老老介護とは、その名の通りに老人(高齢者)が老人を介護することを意味します。

一昔前ならば、介護を担うのは子供の役目でしたが近年は、平均寿命が伸びて長生きするようになり、子供たちも核家族化が進んだため、介護を担う人がいない状況が増えつつあります。

 

また、介護施設に入居しようと思っても、入居待ちの人数も非常に多く、半年~1年ほど待たないと入居できないという事態も起こっています。

そのようなことが原因で、やむを得ず高齢者介護をする事態になっているのです。

 

内閣府が平成29年度に行った調査でも老老介護の割合が増えていることが明らかになっており、在宅介護者のほぼ7割は60歳以上という統計が出ています。

 

老老介護の何が問題なのか?

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老老介護の一番の問題は、孤独や介護疲れによる共倒れを招きやすいことにあります。

老老介護は、介護する側もすでに高齢なので身体的にも負担が大きく、介護者自身も倒れてしまい共倒れしてしまう危険が高いです。

 

特に、認知症の症状を持っている人を介護するとなると、夜中も含めて1日中、見守る必要があり介護者は気を抜くことができません。

そのような状態が続いてしまえば介護者への負担は計り知れません。

ましてや、ただでさえ負担が大きい介護者が高齢者の場合、一人で介護を行うことは非常に厳しいです。

 

また、介護疲れが限界に達してしまい殺人事件に発展してしまう最悪のケースも近年は増えてきています。

老老介護の行く末が、そのような悲劇的な事態を招くことになるため、大きな社会問題となっているのです。

 

無理なく老老介護を行うには

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家族の構成などからやむを得ず老老介護となってしまうことも多いですが、老老介護であっても上手くやり繰りできるケースはあります。

そのために最も重要なことは一人で抱え込まないことです。

 

地域包括支援センターなど各地域ごとに自立支援を行っている自治体が必ずあり、困ったことや不安、悩みなどを誰でも気軽に相談することができます。

特に、老老介護の場合には若い人が介護を行うことに比べて、自分たちで何とかしようと思いこみ、他者に頼らず、孤独になりやすい傾向にあります。

 

孤独になってしまうと身体的にも精神的にも追い詰められてしまい、いつかは限界が来てしまいます。

介護は一人で行うものではなく本来、社会全体で支えあって行うことなので、一人で抱え込まず第三者に相談することが重要です。

 

まとめ

このように老老介護とは介護者自身も高齢者が担っている介護のことを言い、高齢化が進んでいる現代においては増加傾向にあります。

老老介護の一番の問題は孤独と介護疲れによる疲労であり、このまま放置していると介護殺人や孤独死といった悲惨な事態がさらに増える可能性があります。

 

老老介護を防ぐこと自体は少子高齢化や介護サービスの供給が不十分な現状において難しいですが、老老介護でも一人で抱え込まず周囲に助けを求めれば改善できる可能性はあります

事前に介護の計画を立てておくことはもとより、万が一、老老介護となっても一人で抱え込まずに相談することを介護している、していないに限らずしっかりと覚えておきたいですね。

 

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