老後の財産・資産を守るうえで

重要な制度である成年後見人。

 

成年後見人といっても実際は

法定後見人制度と任意後見人制度の

2種類に分けられており、それぞれ

制度の目的も異なります。

 

ただ、これらの言葉はどうしても

似たり寄ったりで混同しやすく

イマイチ理解しずらいですよね。

 

今回は、そんな成年後見人とは

一体どういうことか、できる限り

分かりやすく解説していきます。

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成年後見人制度を分かりやすく解説!

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成年後見人とは簡単に言うと

加齢や認知症といった病気等になり

判断能力が低下してしまった時に

その判断を代わりに行う

保護者的な人を作ることです。

 

特に、判断能力の低下は財産や

資産管理に大きな影響を及ぼすので

正常な判断ができない本人に

代わって財産を管理することは

本人の財産を守るため

非常に重要なこととなります。

 

特に、認知症になってしまった場合

日常生活においてお金の管理が

正常にできないため、詐欺に

巻き込まれ財産をだまし取られる

危険性があります。

 

よくニュースでも認知症患者から

お金をだまし取るという事件は

耳にしますよね。

そのような事態を避けるために

成年後見人制度があります。

 

この成年後見人制度には

法定後見制度任意後見制度

2種類があり、判断能力が低下する

前と後で利用する制度が異なり

手続きを行う場所も異なります。

 

法定後見人制度とは

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法定後見人制度は本人の判断能力が

低下した後に申し立てを行う

制度になります。

 

この法定後見人制度には

  • 後見
  • 保佐
  • 補助

の3段階に分けられており

本人の判断能力の程度によって

段階が決められます。

 

その中でも最も利用が多いのは

後見です。

 

後見に当てはまるのは、日常の

生活において、外出して買い物や

散歩に行くこともできないような

判断能力のない方が該当します。

 

判断能力が低下しているけれど

その程度が低い場合には

保佐や補助になることもあります。

 

ちなみに、身体障害については

関係なくあくまでも、判断能力の

有無で制度を利用できるか

どうかが決定します。

 

手続きを行う場所は、家庭裁判所で

後見人になるのは家庭裁判所から

選任された人がなります。

 

また、申請の手続きができるのは

原則として

  • 4親等以内の親族
  • 本人
  • 市町村長

これらの人です。

 

ただ、法定後見人の場合には

すでに本人は正常な判断ができない

状態であるために、不動産や

銀行関係の手続きについては

手間がかかるケースが多いです。

 

例えば、住居用の財産を処分する

(売ったりする)場合には

家庭裁判所の許可を得る必要が

あります。

法定後見人の詳しい内容はこちら

 

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任意後見人制度とは

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任意後見人制度は判断能力が

低下する前に利用できる制度であり

つまりは、今元気な人が利用できる

制度になります。

 

任意後見制度の手続きを行うのは

家庭裁判所ではなく公証役場であり

後見人には本人の希望者、すなはち

本人にとって信頼できる人がなります。

 

申請の手続きをできる人は

本人と任意の後見人候補者であり

その範囲は限られています。

 

法定後見人制度と違うのは本人の

希望する人が後見人となれること

法定後見人に比べて、支援や援助も

柔軟に行うことができるという点です。

 

どうしても認知症になってからでは

本人が望む財産管理を行えないことが

ほとんどなので、やはり正常な判断が

できるときに、自分自身で財産の

管理方法を決めておく方が良いです。

 

つまりは、任意後見人制度の方が

「任意」というだけあって、自分自身に

決定権があるということが一番大きな

違いと言えます。

 

それだけ、財産の管理についての

計画が立てやすいので、できる限り

病気になる前の段階で、しっかりと

準備しておくことが望ましいです。

任意後見人の詳しい内容はこちら

 

まとめ

成年後見人とは、本人の判断能力が

低下してしまった時に、その後の

財産・資産管理を行うために

必要になる制度です。

 

判断能力がすでにない、あるいは

低下している時は法定後見人制度を

まだ元気で判断能力が低下していない

場合には、任意後見人制度を利用する

ことができます。

 

どちらにしても元気なうちに資産管理や

後見人についても準備しておく方が

柔軟に対応することができるので

できる限り元気なうちに後見人に

ついてもしっかりと考えておきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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