皆さんは「ゼロ死」という言葉をご存知でしょうか。

「ゼロ死」はここ数年で増えてきた終活形態の1つです。

 

「ゼロ」という名称を見れば、死ぬときに何も残さない意味であることは大体想像できますが、なぜ近年「ゼロ死」が注目されているのでしょうか?

今回は、ゼロ死とは具体的に何なのかその背景も踏まえて解説していきます。

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ゼロ死って何?

ゼロ死とは具体的に言うと死んだ時にお葬式を行わない「ゼロ葬」と、遺骨を持たず、お墓も持たないことを指す「ゼロ墓」の2つを合わせた名称のことです。

なお、ゼロ死といっても最低限、火葬は行う必要があるので、厳密にうと「直葬(火葬式)」と言います。

 

要するに、死んだ時に葬式を行わず、遺骨やお墓も残さないようにすることを「ゼロ死」と呼ぶのです。

 

ゼロ死が増えている理由

ゼロ死が増えている一番の理由は、残された家族に負担をかけたくないという思いが強いことにあります。

経済的な負担はその代表的であり、一般的に人が一人が死ぬことで発生する諸費用は、おおよそ数十万から数百万もの費用がかかると言われています。

 

特に、近年は経済的にも余裕がなくなってきているので、お葬式やお墓にかかる費用負担を少しでも抑えようと考える方が増えてきました。

また、経済的な負担以外にもお葬式を準備する手間だったり、お墓を管理する必要があるので長期的に見ても負担がかかります。

 

さらには、お墓を守りついでいくと言われても、現代では生まれた土地で一生を終えるという方が減ってきたために、現実的にもお墓を守ることが難しくなってきたことも関係しています。

お葬式についても家族や親族の方に負担をかけたくないと思い、できればお葬式に行きたくないと考える方が増えてきているそうです。

 

つまり、極端に言ってしまえばお葬式やお墓は、時代にそぐわないものになってきたとも言えます。

 

死の多様化」が進んできたことで人によっては、必ずしもお葬式やお墓が必要ではないと考える人が増加したため、ゼロ死を選ぶ方が増えてきたのです。

 

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ゼロ死を選ぶなら早めの準備を

経済的に負担をかけたくないという理由で行われるゼロ死ですが、事前に親戚の方や知人に知らせず、いきなりゼロ死を選択してしまうと思わぬトラブルや反感を抱かれる可能性があります。

 

ただでさえ、親しい人が亡くなったことで辛い状況なのに、このようなトラブルも起こってしまってはあまりに無念です。

セロ死を選択するのならば事前にその旨をしっかりと家族や周囲の方に伝えることが重要となります。

 

エンディングノートなども活用して、できる限り自分の思いや希望をしっかりと理由も添えて書き留めておくと良いですね。

 

関連:エンディングノートとは何?遺言書との違いやメリットはこれ!

 

また、遺骨については散骨したり、永代供養をしたりと、従来の埋葬方法より安価に遺骨を処分することが可能です。

ゼロ死を選択する前に、他の埋葬方法についても検討しておくことをオススメします。

 

まとめ

このようにゼロ死は残された親族への負担という観点から見れば、非常に合理的な死とも言えますが、ゼロ死が親族や周囲の方、全員に受け入れられるとは限りません。

ゼロ使を選ぶならエンディングノート等にその旨を記載するなど準備をして、周囲の理解も得るのが望ましいです。

 

時代の変化に伴い死についても多様化していきますが、ゼロ死は残すものは「ゼロ」であってもその心が「ゼロ」になることはないということを忘れないようにしたいです。

ご家族の方の将来のことや周囲の方の感情も踏まえた上で、最良の終活を行っていきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

 

 

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