【社会人の意味に違和感】日本人は就職=社会人だと勘違いしてないか?

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世間一般では、会社に就職することで「社会人」として認識される傾向にあります。

就職活動をしている若者にとっては「社会人のマナー」「社会人の心得」など、「社会人だからこうなるべき」という根拠のない理由で意味不明なマナーや社会の風潮に悩むこともあるかと思います。

 

しかし、そもそも「社会人」とは一体何なのでしょうか?

 

よく世間ではフリーターやパートなど非正規雇用の人たちは「社会人ではない」という風潮もありますが、本当にそうなのでしょうか?

今回は、そんな「社会人」という言葉の意味について考えていきたいと思います。

社会人の意味とは

まず社会人とは一体何か、その意味を調べてみると以下のような答えが出てきます。

  1. 学校や家庭などの保護から自立して、実社会で生活する人。
  2. 学生ではなく、企業に籍を置いていること
  3.  社会を構成している一人の人間

 

簡単に整理すると、社会人の本当の意味は「社会に参加し、その中で自身の役割を担い生きる人」という意味で使われています。

ここにおける「社会」というのに「会社」も含まれますが、もっと広い視野で見れば「日本の経済・文化活動」という意味として捉えることもできるでしょう。

 

上記の言葉の意味で客観的に考えてみれば

  • 企業で働く人
  • 芸術家など文化活動に取り組む人
  • 社会に自分の意見・情報を発信する人
  • 社会で消費活動を行っている人

といった人たち全員が「社会人」となっても何らおかしくはありません。

もしかしたら学生であっても、アルバイトで社会に貢献しているのならそれも十分社会人と言えるでしょう。

 

また、「学生」という時点で既に社会に参加している訳ですので、学生であっても社会人とすることもできます。

結局のところ「社会人」という言葉は、明確な区分・定義のできないとても曖昧で抽象的な言葉なのです。

 

日本では「社会人=就職」というレッテル貼り

上記のように「社会人」という言葉の意味は、実際のところ非常に曖昧であり、明確に「この人は社会人」と区別することは困難と言えます。

 

しかし、日本社会を見るとどうでしょうか?

 

  • 新卒で就職して社会人になることが正しい…
  • 正社員でない人は社会人ではない…
  • 社会人だからこういうマナーが必要…

 

上記のような「社会人はこうあるべき!」という、本来の「社会人」の意味とは異なったイメージを押し付けていると思いませんか?

 

かくいう私も大学生の頃は、漠然と「就職=社会人になる」ことだと勝手に思い込んでいました。

それもそのはずで、学校では就職に関する講座は腐るほどあっても、人の生き方や働き方、生きる意味を学び考える機会は殆どありません。

 

日本の教育の問題点とも言えますが、日本の教育は良くも悪くも「周りと同じ生き方が一番という風潮が根強く残っています。

大学卒業後には皆が同じ「就職」を選びますが、もしそのレールから外れて就職しなかった場合、たちまち「就職しなかった=社会人でない」というレッテルを貼られてしまいます。

 

つまり、日本人は小さい頃から大人になるまで、誰もが「就職して社会人になることが普通だと」と誤った社会人のイメージを刷り込まれているのです。

 

「社会人」を巧みに操り儲かる就活ビジネス

では、なぜこのような誤った意味で認識されているのかというと、「就職=社会人」と認識させることで儲かる業界があるからです。

どの業界かは書きませんが、今あなたが想像したような業界がまさにそうでしょう。

 

結局は「社会人」という言葉も、就活ビジネスの儲けのために利用されているのです。

 

どんな人でも会社に就職させれば儲かる以上、「就職=社会人」というレッテル貼りを頑なに守ろうとしています。

「新卒でないと就職できない」という風潮も同様であり、就職しなかった人間はあたかも社会人でないと思わせて、就活生の不安を煽り、なりふり構わず就職させようと必死になります。

就活自殺という悲しい現象があるのも、このような「就職しないと社会人ではない」「社会人だから○○」という同調圧力が原因であると言えます。

 

しかし、就職はあくまでも人生の選択肢の1つにすぎず、就職しなかったorできなかったとしても人生は終わりません。

 

焦って就職しても自分の適性とは異なる仕事だったり、ブラック企業に騙され心身を害するなど、就職することが必ずしも人生を豊かにするとも限りません。

人生には数多くの選択肢があるということを忘れないようにしたいです。

 

社会人という言葉で不安を煽る社会はおかしい

「社会人」というのは、本来社会に何らかの形で参加し、その中で自身の役割を担い生きるという意味です。

雇用形態にかかわらず働いている人は皆社会人と言えますし、ボランティアや文化活動を行って社会貢献する人も社会人に含まれるほど、「社会人」という言葉は曖昧で抽象的な言葉なのです。

 

しかし、日本社会においては「正社員じゃないと社会人でない」「社会人だからこうするべき」といった、「社会人」という言葉の意味を都合の良いように改変し、不安を煽る言葉として使われてしまっています。

 

「社会人だからこうしないといけない」と社会人の理想を押し付けるのではなく、「自分はこういう行動で社会に貢献する」という社会貢献の方法を見つけることが大切です。

世の中の当たり前に疑問を持つことは非常に大切なことなので、その気持ちはいつまでも大切にしておきたいですね。

 

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Posted by ma9raud01